当たり前の日常

趣味嗜好、ライフスタイル、生き方、哲学、LGBTQ、病気、障がい…などなど、それぞれ背景が異なる一人ひとりが暮らしやすい社会を「フレンドリー社会」といいます。誰にとっても、当たり前の日常がありますように。そんな当たり前の願いを叶えるために、いろいろ考えてみたいと思います。

新型コロナ闘病記 ⑫新型コロナの病状には個人差がかなりある?

5月5日、入院から23日目。とうとう、ようやく、嬉しい知らせが届きました。先日の2度目のPCR検査の結果が「陰性」ということで、明日退院できることになりました!

最初の発熱から数えると、ほぼ1か月です。まさかこんなに長引くとは思っていませんでした。本当に、本当に、ようやくです。

テレビなどで紹介される体験談や有名人の方の回復のニュースだと、もう少し早くに回復する印象がありますが、この病気は人によって症状も回復期間も大きな差があるのかな、という感想です。

年齢や体質、体力、基礎疾患の有無が左右することはどの病気でも同じことでしょうが、この新型コロナウィルスは「新型コロナ」という病気にかかるのではなく、新型コロナウイルスが体内に入り増殖することで肺の機能に問題をもたらす、ということだと素人の考えを持っているのですが、夫の場合は、どうやら「肺炎クラミジア」というのを併発していたようです。クラミジアっていうと、ちょっと違うほうの病気を想起してしまいますが、まったく別モノのようです。「肺炎クラミジア」は細胞性の感染症です。

夫は発熱する数日前から、体に湿疹が出ていました。何が原因か全くわからなかったのですが、体がだるいわけでもなく、吐き気とか発熱とか、そういった病的なサインもなく、なんだろうねぇ、そのうち消えるかねぇ、なんて軽く考えていたのですが、もしかするとそのとき「肺炎クラミジア」にかかっていたのかもしれません。そして抵抗力が弱っているところに新型コロナウイルスが体内に入って増殖してしまった。というのは、私たち夫婦が素人考えで至った結論です。細菌が先か、ウイルスが先か、どっちが先かは永遠にわかりませんが。

これはあくまでも、夫のケース。きっと一人ひとり病気にはいろんな背景と原因があるはずです。ウイルスに効く薬ができるまでは、一人ひとり異なる病状にそれぞれ対応しなければいけない。それが新しいウイルスとの闘いの難しいところなのだと思います。

 

なにはともあれ、明日は待ちに待った退院日。ようやく会えます。私は限られた数人にだけは感染のことを話していました。今日まで、私の不安に耳を傾けてくださって、本当にありがとうございました。そのときどきで、私に助言をくださった医療機関の皆さま、堀潤さん、本当にどうもありがとうございました。夫の治療にあたってくださったドクター、看護師さん、医療関係者の皆さま、本当にどうもありがとうごじました。また、このブログを読んでくださっている皆さまにも心からお礼を申し上げます。このブログをつづることで、私は冷静さを保つことができていたのだと思っています。

明日は、夫の好物をたくさん作ってあげたいと思います。

 

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