当たり前の日常

趣味嗜好、ライフスタイル、生き方、哲学、LGBTQ、病気、障がい…などなど、それぞれ背景が異なる一人ひとりが暮らしやすい社会を「フレンドリー社会」といいます。誰にとっても、当たり前の日常がありますように。そんな当たり前の願いを叶えるために、いろいろ考えてみたいと思います。

新型コロナ闘病記 ⑨PCR検査はそうとう辛いらしい

なんと、気が付いたらGWに突入しておりました。本日は4月29日、いい天気です。今日で、夫が入院してから17日目になります。

最近私のブログ更新の頻度が減ってきています。以前は毎日更新していました。これはなぜかといいますと、以前はとにかく1日も早くみなさんに「コロナのリアル」を知っていただきたいとの思いもありましたが、それよりも、セルフケア、ストレスマネジメントの要素が強かったからです。不安でおしつぶされそうでも、他人に不安をきいてもらうこともできない日々の中で、このブログを綴ることが私の心の支えにもなっていたのです。

もし今、このブログを読んでいただいている方の中で、感染したかもしれない、感染させたかもしれない、病状がどうなっていくのかわからず不安で不安で仕方がない、誰にも言えない…そんな方がいらっしゃいましたら、日記を書くことをおすすめします。言葉に書き記すという行為は、苦しみを必ずやわらげてくれます。

というわけで、最近の私は不安や苦しみから解放されつつあります。

 

先週の金曜日、夫は退院にむけた1回目のPCR検査を受けまして、月曜日に陰性の結果がでました。同じ日に2回目の検査を受けていますが、まだ結果は出ていません。今日は祝日なので、おそらく明日わかるかと。どうか陰性でありますように。

ところで、実際のPCR検査ってどんな感じなんだろうと思い、夫にきいてみました。(入院時はそんなこと聞く余裕はありませんでしたが、今ならいろいろきけます)。ぶっちゃけ、痛いの?つらいの?と聞いてみましたら、、、

めーーーーーーーーーちゃ、つらい!

とのこと。15~20センチくらいの長さの綿棒を鼻の穴につっこんで、グリグリグリグリするらしいです。自分では絶対にできないと言っていました。インフルの検査とはレベルが全然違いますよね。で、間違いなく咳とかそういったものが出てしまうので、検査している医療者は確実に飛沫を浴びるそうです。都度防護服を替えないと、次に検査を受けにくる患者さんにもその飛沫がついてしまうだろうとも言っていました。

こんな話をきくと、ドライブスルー検査なんて本当にできるんかいな?と思ってしまいます。韓国の映像なんかを見ていると、そんな辛そうにも見えなかったし、ちょいちょいちょいってやってる感じじゃありませんでしたか?仮に、グリグリっと奥までちゃんとつっこんでいたとしても、検査側の防護服は取り替えていませんでしたよね。

あと、どこかの病院の屋外に、電話ボックスみたいなのを設置して、ボックスの中に検査する人が入って、ボックスに据え付けの手袋越しに検査する、という方法が紹介されていましたが、あんなガバガバの手袋でグリグリされたら相当しんどいだろうと思いますよ。つい入りが浅くなって、検査の精度は落ちるんじゃないかと心配になります。

テレビのコメンテーターなどで、日本でPCR検査の数が増えないのはどうかしていると主張される方が大勢いらっしゃいますが、夫の実体験を聞いてしまいますと、医療の専門家でもないのによくそんなこと大声で言えるよね、と私などは思ってしまいます。

PCR検査の件だけでなく、テレビでさもありなんと意見を述べられている方の大半は医療関係者(もしくは最新事情に詳しい医療関係者)ではありません。また、医療関係者であったとしても「COVID-19」の専門家なんていないんです。未知のウイルスって、みんな言っているではありませんか。

いろいろな仮説をたてて、議論を深めるのはいいことだと思いますが、世論を扇動するようなことはあってはいけないことだと思っています。

今もうひとつ気になっているのは、このウィルスは型がいくつかあるらしいとの情報です。Covid-19に限ったことではありませんが、ウイルスは変容します。だから、夫が今回陰性が出たからといって、抗体ができたからもう感染しないとは言い切れないと思っています。

では、どうしたらいいのか。どうしたらこの未知のウイルスに打ち勝つことができるのか。それは、悲しいかなひとつしかない。人と接しない。これしかないのだと思います。でも、社会生活を捨てては人は生きていけない。だから、どうバランスをとるのかが問題なのです。

どうか皆さん、当事者意識をもって行動していただきたいと思っております。

 

#新型コロナ #Covid-19 #PCR検査 #コロナに負けない