当たり前の日常

趣味嗜好、ライフスタイル、生き方、哲学、LGBTQ、病気、障がい…などなど、それぞれ背景が異なる一人ひとりが暮らしやすい社会を「フレンドリー社会」といいます。誰にとっても、当たり前の日常がありますように。そんな当たり前の願いを叶えるために、いろいろ考えてみたいと思います。

新型コロナ闘病記 ⑦濃厚接触者はPCR検査を受ける?受けない?

こんにちは。今日は4月25日(土)です。外はとてもいいお天気で、絶好の行楽日和。お散歩したら気持ちいいんだろうな。でも、今は我慢のときです。商店街や海岸なども人出がまばらでありますように…。

実際にコロナに感染した、もしくは家族が感染したといった当事者と、そうではない人の温度差は大きいと、日々感じています。「誰もが感染してもおかしくないよね」と口では言いながら、心のどこかで「私は大丈夫」と思ってはいないでしょうか?なかなか自分事としてとらえるのは難しいと思いますが、一人ひとりが本気でこのウイルスを向き合わない限り感染拡大をおさえることはできないと、私は考えています。

そういえば、今までコメントしていませんでしたが、夫(40代です)は感染経路不明です。歓楽街を飲み歩いたり、ナイトクラブなどには行っていません。ごくごく普通に電車にのって仕事にでかけ、仕事関係の人と会い、仕事柄ランチは外食、コンビニなどで買い物をして、電車にのって家に帰ってくる。そんな普通の暮らしの中で、コロナにかかりました。夫はインフルエンザにかかることもほとんどないので、このウイルスの感染力はやはり高いのでしょうね。

さて、PCR検査で陽性の結果が出たのが、入院3日目のこと。じっとしている分には息苦しさはないようでしたが、動くと咳が出て止まらなくなる状態。この日から、酸素をつけてもらったようです。やはり酸素があると楽なんだとか。熱は薬がきいているのか39度台になることはなくなりました。それでも、38度台後半になったり、37度台になったりと、いったりきたり。

陽性判定の翌日、自治体の衛生局から電話があり、発熱前日からの行動歴をヒアリングされたそうです。夫の会社と夫と濃厚接触のあった人にはその日のうちに各自治体の衛生局から連絡がいったそうです。

さて、皆さんは、いちばんの濃厚接触者であるわたくし、妻は、PCR検査を受けたと思いますか?芸能人や著名人のご家族は、症状がなくてもPCR検査をすぐに受けられていた方もいたと記憶しております。

が、私は、受けておりません。衛生局から電話がかかってきて、健康状態を聞かれ、家の中の消毒方法などを指示され(そんなのとっくに終えていましたが)、2週間は自宅待機してください、と言われただけ。もちろん体調に変化があったらすぐ連絡ください、とは言われましたが。体調に変化がない限りは検査しないということのようです。(4月半ばの状況で、その後変わっているかもしれません。)

この対応の違いは一体なんなのだろうか?と思います。つい、有名人は特別扱いなのか?などと勘繰りたくなりますが、それはきっと自治体によって判断やフローが異なるのだろうと思うことにしました。

入院5日目から、肺の治療が始まりました。具体的には、いわゆる通常の肺炎の治療と同じことをしているようで、抗生剤の点滴です。新型インフルエンザの治療薬アビガンを使っている病院があると報道ではきいていますが、夫には使われていません。解熱剤に関しては、カロナールが強すぎで肝機能障害気味になってしまったため、この日からロキソニンに変更となりました。

肺炎の治療薬、抗生剤はきいているようで、投与し始めてから体感的に楽になったと夫は言っていました。ただ、原因はよくわかりませんが、夜中に心拍数が異常に低くなり、看護師さんが何度も何度も見に来てくれたそうです。本人は苦しさは感じていないとはいえ、それは心配でした。

入院前からカウントすると、この時点で発熱から10日もたっており、解熱剤を飲んでいるにもかかわらず、いまだ37~38度台をうろうろしていました。入院しており、医療の真ん中にいるとはいえ、つい頭を「急性増悪」の文字がよぎります。まだまだ、不安な日々が続いていました。

そういえば、このころですね。私がブログを書こうと思ったのは。家族の不安な気持ちは、同じ立場の人にしかわからない。だから、もし今同じように不安な夜を過ごしている人がいるのなら、互いに支えあいたい。そう思いました。感染症は、なかなか人に言えない病気です。不安を誰かに聞いてもらることがとても難しいのです。

 

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